【ダイヤ維持修行2026】ダイヤモンド修行最大の危機! 那覇での決断と羽田ダッシュの結末

ANA

那覇空港ラウンジの安らぎと焦り

 前回のフライトで、特に遅延もなく順調に那覇までやってきましたが、ここでトラブル発生です。なんと機材トラブルで2レグ目の便が遅延。にわかに焦りが出てきます。
 なぜなら、羽田空港の国内線どうしの乗り継ぎ(ANAからANAなど、同一会社間)の場合、MCT(最低乗継時間)は「25分」と定められています。
 今回、2レグ目のNH994便。定刻だと羽田到着が13時50分。しかし、那覇到着時点ですでに20分の遅延が確定していたからです。これが20分遅れるとなるとただでさえ広い羽田空港。着陸からゲートまで場合によってはさらに遅延する事が予想されます。そうなると、最悪3レグ目に間に合わない!?最悪の事態が頭をよぎります。

 しかし、不思議と私の心は凪(なぎ)のようでした。いや、正直に言えば心拍数は上がっています。冷や汗も出ています。でも、頭のどこかで別の私がこう囁くのです。

 「ここでジタバタして、飛行機が早まるのか?」

 ……ごもっとも。 私がラウンジの中を競歩で歩き回ったところで、整備士さんの手が早くなるわけでも、到着機の向かい風が止むわけでもありません。 ならば、今は「なるようになるさ(Que Sera, Sera)」と腹を括るしかない。

とりあえず、まずは落ち着こう。 私は震える手で、サーバーからオリオンビールを注ぎました。

(…って、さっき「ぼてぢゅう」でも散々飲んでたやんけ!)

そんなセルフツッコミを泡と一緒に飲み込みます。これはアルコールではない。乱れた心を鎮めるための「精神安定剤(聖水)」なのだと言い聞かせて。

ついに決断の時。決行か!!それとも中止か?

 さて、いつまでもラウンジの中に居ても仕方ないので、まずは出発ゲートへ向かうことにします。アプリの通知上は11時30分頃搭乗開始予定とのことだったので、まぁ時間通りに行ってもどうせ始まらないだろうと少し遅れ気味にゲートに来てみたのですがにゲートに来てみたのですが、そこで驚愕の案内が!?

 さらに遅延増えてる!?

 とりあえず、GSさんよりグループ順に並んでくださいとの案内かつ、準備が整い次第案内を開始しますとのことでしたので素直に列に並ぶことに。しかし5分毎の流れる案内に、次第に焦り始めます。
 そして、ついに私の搭乗予定の1便あとのNH464便(定刻12時15分発)の事前改札が始まります。同じ羽田便が横並びで並ぶ光景ははたから見れば珍しい光景です。普段なら能天気に、羽田便が横並びですげーっとわくわくする光景ですが、この時点での私は本日の予定がまさに崩壊の一途をたどっている最中。すかさず乗り継ぎカウンターへダッシュ。

乗り継ぎカウンターでは判断できない?

 この時点ですでに12時を回っており、しかもいつ搭乗開始になるかわからない状況でした。このまま予定を決行するか。決行した場合、乗り継ぎできなかった場合の取れる選択肢は後続便に振り替えてもらう。これのみです。あくまで通常の救済措置の提案でした。
 しかし、後続便の振替となると最悪の場合、本日中に関西空港まで戻れないというケースも万が一ですがあり得ます。ここで以降の行程をすべてキャンセルして大阪に戻るか。その場合は、羽田以降のチケットを手数料分差し引いて返金してもらい、新たに当日発券という高額なチケットで大阪に戻ることになります。今回はスーパーバリュー75という事前割引チケットを購入しており、当然当日のキャンセル手数料はかなり高額になり、返金分を充てたとしても大赤字になります。
 これが同じ機材トラブルでも欠航になってしまえば、また別の救済措置が発動するのでしょうが、今回の場合はあくまでも遅延。那覇空港でのカウンターでも判断がつかずどうしようもない状態でした。あれこれやり取りをしている間にどうにか搭乗が始まったようで、一旦は羽田に向かうという選択をしました。この時点ではかなりの博打だったのですが・・・

老体に鞭を打ちながらそれでも今日も飛ぶ(777-300)

 今回、私を羽田まで連れて行ってくれる機材は777-300の非ER型(機体番号:JA751A)になります。ANAが国内線仕様に1998年に導入した、最大500名以上を運べるいわば幹線輸送の要の機材です。幹線にはもちろん、お盆やお正月など繁忙期には南から北まで縦横無尽に飛び回り、多くの帰省客や観光客を文字通り大量輸送した立役者です。
 そもそも、ANAの機材更新計画ではとっくに引退をしててもおかしくない、機齢27年の機体でもあり、いくら整備や機材繰りに定評あるANAと言えどもさすがにこれだけ飛ばしてたらそりゃトラブルよなと思ったりもします。何はともあれ12時20分。やっとプッシュバックスタート。
 何とか11時35分発が意地を見せて先に出たものの、すぐ後ろに12時15分発がピタッと張り付いている状態。これ、「もしあっちが先に着いたら、自分の乗り継ぎ順位が下がるのでは?」とか「羽田の混雑で着陸待ち(ホールド)を食らうのでは?」という新たな恐怖が生まれる、非常にスリリングな展開です。

最後に

 ともあれ、搭乗は意外にもスムーズに終わり、約1時間遅れで那覇空港を出発。離陸待ちがなくいの一番に飛び立てたのは不幸中の幸いではありましたが、この時点で羽田での乗り継ぎ時間がすでに5分。絶体絶命のピンチなのには変わりありません。昨今の運用事情からも十分に考えられた事案ではありましたが、やはり1日4レグ(しかもそれなりの距離のある国内線)でPP単価もそれなりに抑えられるというメリットを選択したが故の結果であります。
 余裕をもって乗り継ぎを長くとってしまうとそれはそれで最終的に予定が崩壊したときの大阪まで戻れなくなるというリスクもあり、どちらも一長一短であり修行僧としては悩ましい限りの選択になります。

 いろいろな思考を巡らしているとそこそこ長い那覇→羽田ですが、あっという間に羽田に到着。着陸態勢に入った際にデトロイトから来たデルタのA330と並走しながらのアプローチ、というちょっと面白いものも見れたのが唯一の心の安らぎでもありました。果たして3レグ目は一体どうなってしまうのか?

 少々長くなってしまったので、この続きは「次回:羽田ダッシュ編&777-300紹介編」で

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