【修行僧の休息】空港の喧騒を逃れる「プライオリティ・パス」という選択肢。ステータスホルダーの私がdカードで持つ理由

コラム

プライオリティ・パスとはなんぞや

 先日、記事にした「ぼてぢゅう」での至福の時間。あれは旅の疲れを癒やし、次のフライトへの活力を養うための「スマートな権利行使」です。  
 それを可能にするのが、世界中の空港ラウンジやレストランへのアクセス権を提供する「プライオリティ・パス」。  
ご覧の通り、普通に入会すると最上位ランクは年会費469ドル(約7万円!)もする代物ですが、賢い修行僧はこれをクレジットカードの付帯特典として手に入れます。

実録:香港の空に浮かぶバー「Intervals」にて

 「でも、航空会社の上級会員(SFCやダイヤ)なら、航空会社のラウンジがあるから不要では?」そう思う方もいるでしょう。しかし、ステータスだけでは入れない「聖域」が世界には存在します。
 百聞は一見に如かず。まずはこちらの写真をご覧ください。

 これは香港国際空港のスカイブリッジにある「Intervals Sky Bar & Restaurant」。その名の通り、滑走路を見下ろす橋の上に作られた特等席です。
 オーダー式のフレンチトーストとベーコン、そして目の前で轟音を立てて離陸していく飛行機……。  
航空会社のラウンジは混雑していることも多いですが、ここには時間がゆっくりと流れる別世界があります。

 「タダだから使う」のではなく、「そこに行きたいから使う」。

 これが、私がプライオリティ・パスを手放せない理由です。

「無制限」が必要ない、贅沢すぎる理由

 では、なぜ私が「利用回数制限あり」のカードを選んでいるのか。理由はシンプルです。「ハシゴしすぎて、身体が持たないから」です(笑)。
 Intervalsで優雅な朝食を楽しんだ後、私はスターアライアンスのステータスを使って「シルバークリスラウンジ(SilverKris Lounge)」へ移動しました。

 ここでは名物のシンガポールスリングを一杯。航空会社ラウンジのクオリティはやはり素晴らしく、ここを外すわけにはいきません。
 そして極めつけは、帰国便のEVA航空。今回は、台湾の桃園国際空港経由で大阪関西国際空港へ帰国したのですが……

 機内ではこの豪華な和食膳が待ち構えています。(※今回は贅沢にビジネスクラスを利用しましたが、エコノミーでもエバー航空さんの機内食はおいしいです。)
 お分かりいただけたでしょうか。
「PPラウンジ(Intervals)」→「航空会社ラウンジ(SilverKris)」→「機内食」  
 この贅沢リレーをしていると、プライオリティ・パスを使う隙間なんて、実はそうそうないのです。

論争に終止符。「残り4回」の真実

 これが私の現在のステータスです。「残り回数:4回」(有効期限:2026年2月末)。これだけ贅沢な体験をしても、年10回の権利すら使い切れない。これが「ステータスホルダー」のリアルです。
 だからこそ、高い年会費を払って「無制限」にこだわる必要はありません。
 私が愛用している「dカード PLATINUM」のように、年10回の制限があっても、ここぞという時の「切り札」として使えれば十分お釣りがくるのです。

最後に

 私のような一般のサラリーマンにとって、旅行というのは「非日常」です。特に修行でもしない限り、普段は飛行機に乗る機会がほとんどない、という方が一般的ではないでしょうか。
 そのような方が、無理をして「無制限(プレステージ相当)」のプライオリティ・パスが付帯するクレジットカードを持とうとすると、どうしても年会費が高額になってしまいます。


 にもかかわらず、なぜ辛い修行をして「じゃあ、なんで辛い修行をしてステータスを維持し、dカードを持ってまでPP(プライオリティ・パス)を維持するの?」そう聞かれたら、私は胸を張ってこう答えます。

 妻(家族)に、この特別な景色を見せてあげるため」だと。

 プライオリティ・パスの同伴者料金(約5,000円)を「高い」と感じるでしょうか?  想像してみてください。混雑した搭乗口前の硬いベンチで、空港価格の冷たいサンドイッチを食べる時間を。それよりも、二人でIntervalsのソファに座り、絶景を眺めながら乾杯する。その体験にこそ、5,000円以上の価値があると私は確信しています。それは浪費ではなく、思い出への「投資」なのです。
 航空会社のラウンジは、洗練された「休息の場」です。しかし、プライオリティ・パスが教えてくれるのは、今回のIntervalsのような、もっと自由で、もっと刺激的な「体験の場」です。
 ステータスという既得権益だけでは決して辿り着けない、このカードだけが開ける扉の向こう側。 そこで大切な人と「非日常」を共有し、笑い合うひととき。それこそが、私がdカードプラチナとプライオリティ・パスを手放さない、本当の理由なのです。
 

「実際に関空で使ってみた様子はこちら」

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