ANA香港便(NH813)搭乗記|GW深夜1時台出発の混雑状況と機内のリアルな記録

ゴールデンウィークの深夜に撮影された羽田空港第2ターミナル国際線出発ロビーの様子。人影のないチェックインカウンターと通路が写っている、ANA香港便NH813搭乗記記事のアイキャッチ画像。 搭乗記・フライト

ゴールデンウィーク深夜の羽田空港第2ターミナル(T2)の混雑状況

 大型連休(GW)期間中の5月3日、深夜22時44分における羽田空港第2ターミナル(T2)国際線出発ロビーの様子です。

 ご覧の通り、チェックインカウンター前やフロア全体を見渡しても人影は非常にまばらであり、日中のような混雑は一切見られません。現在、羽田空港のANA国際線は第3ターミナル(T3)だけでなく、    ここ第2ターミナル(T2)からも多くの便が出発していますが、同じ行き先でも便や曜日によってターミナルが異なるため事前の確認が必須です。今回搭乗する香港行き(NH813便)は、こちらのT2からの出発でした。

 22時45分、まずは最上位ステータス専用の「Rカウンター(国際線スイートチェックイン)」へ向かいました。

 自動ドアの向こう側も同様に静かで落ち着いた空間が保たれており、待ち時間ゼロでスムーズにチェックイン手続きを行うことができました。今回はセール運賃で購入した航空券ですが、ステータスによる専用カウンターの利用は、手続きを迅速に終える上で客観的なメリットとなります。

羽田空港の保安検査・出国審査(イミグレ)の仕様

 チェックインの手続きを終え、そのまま保安検査と出国審査へと進みます。

 羽田空港のT2国際線エリアは現在、ANAのみが運航しているため、保安検査場は基本的に空いています。さらに、手荷物検査の際にパソコンや液体類をバッグから取り出す必要がない最新のスマートレーンが導入されているため、手荷物の準備に手間取ることなくスムーズに通過できるのが特徴です。

 なお、羽田空港の優先レーンに関しては運用上の注意点があります。 成田空港にあるようなステータス会員(ダイヤモンド・プラチナ・SFC等)向けの「ゴールドトラック」は、羽田空港には設置されていません。これは第3ターミナル(T3)も同様の仕様であり、レーンは「ファーストクラスおよびビジネスクラス搭乗者専用レーン」「一般レーン」の2種類のみで明確に分かれています。

 そのため、プレミアムエコノミーやエコノミークラスを利用する場合は、ステータスを保持していても一般レーンを進むことになります。とはいえ、前述の通りT2はANA専用フロアのため一般レーン自体が日常的に空いており、通過に時間を取られることはほぼありません。

出国審査直後の位置関係と免税店エリアの状況

 保安検査と出国審査を終えて制限エリア内に入ると、すぐ目の前にエリア案内が表示されています。時刻は22時54分です。

 T2国際線エリアの構造は、出国審査を抜けてすぐ右手側にラウンジへ続くエスカレーターがあり、左手側に進むと免税店エリアや各搭乗ゲートへと繋がっています。

 左手側の免税店エリアにある「ANA DUTY FREE SHOP」は通常通り営業を行っています。

 店内にはサントリーのウイスキー「碧(Ao)」や「知多」などのアルコール類、化粧品類が並んでいますが、23時前という時間帯のせいもあり、店内や周囲の通路に利用客の姿はほとんどなく、空いている状態でした。

66番ゲートから搭乗開始

 電光掲示板には、定刻1時35分発に対して、搭乗開始予定時刻が「1時05分」と表示されています。

 なお、定刻は1時25分発のバンコク行きが先でしたが、実際の出発(搭乗手続き等の進捗)もバンコク行きが先となり、こちらの香港行きが最後に残る形となりました。ゲート前で待機する乗客の数も落ち着いており、定刻よりも前倒しのスケジュールでスムーズに機内への案内が開始されました。

搭乗と機内の混雑状況の実態

 写真だけを見ると通路の奥まで空席が目立ち、非常に空いているように見えますが、実際のこの日のフライトは満席(空席なし)の状態でした。

 これはダイヤモンド会員の特典である「Group 1(最優先搭乗)」を利用して最初期に機内へ入ったため撮影できた状況であり、この直後にはすべての座席が満席となりました。大型連休(GW)期間中の深夜便における、実際の混雑度の記録です。

 通常のエコノミークラスにおいて、あらかじめ座席に用意されているアメニティはブランケットのみとなっています。

 しかし、今回はダイヤモンド会員としての搭乗であったため、出発前にパーサーによる個別の挨拶があり、その際に個別に耳栓の提供を受けました。これは全乗客向けの通常サービスではなく、最上位ステータス会員向けの個別の対応となります。

 この機材のモニターはベゼル(枠線)が薄く、画面の光沢感や発色も非常にクリアなタイプのものが導入されていました。

 画面下部には、左から順に「イヤホンジャック(3.5mm)」「充電用のUSBポート(Type-A)」がそれぞれ独立して配置されています。深夜の移動中にスマートフォンなどの電子機器を確実に充電できるほか、有線イヤホンをそのまま差し込める配置となっています。画面のタッチレスポンスも滑らかで、映画などのエンターテインメントの選択やフライトマップの確認がストレスなく行える仕様です。

離陸後に提供される機内食

 離陸後、機内食のサービスが開始されました。時計の針は深夜2時27分を回ったところです。当初、この時間帯の食事は辞退(パス)する予定でしたが、機内食の準備が進む段階で目が覚め、提供される食事の匂いから、結果として受け取る選択をしました。

 メニューは、照り焼きチキンと卵のそぼろご飯、煮物、サラダ、フルーツです。半分ほど睡眠状態のまま食事をとることになりましたが、深夜の時間帯ということもあり、この適度な少量サイズがちょうど良いボリューム感でした。

 機内の様子を観察すると、周囲の乗客も同様に半分ほど寝ぼけているような雰囲気ではありましたが、大半の利用客がこの機内食を受け取って食事をとっていました。

香港到着までのスケジュールと機内睡眠時間

機内食を食べ終えた時点で、時刻は深夜2時30分を過ぎていました。

今回の香港国際空港への到着予定時刻は午前5時前。一見すると約2時間半の猶予があるように見えますが、実際には着陸の約30分〜45分前には着陸準備(座席を戻すアナウンス等)が始まるため、実質的に睡眠をとれる時間は「1時間半〜2時間」程度にとどまります。

 フライト時間そのものが短い上に、深夜2時半の機内食サービスを挟むため、まとまった睡眠時間を確保することは物理的に難しいスケジュールとなります。「睡眠をとれたようで、実際には細切れの睡眠にとどまる」という、深夜便ならではの実際の時間配分と、肉体的な実態を伴うフライトの記録です。

 今回のフライトは途中で特にトラブルもなく順調にフライトが進み、飛行機は定刻通り午前5時前に香港国際空港へと着陸しました。

総括:羽田T2深夜便(NH813)の利用価値と注意点

香港国際空港の入国審査を抜けた先のロビーに設置されている、目を閉じて横たわる大きな茶トラ猫のオブジェ。

今回のゴールデンウィーク期間中における羽田発香港行き(NH813便)の搭乗を振り返り、客観的な事実として以下の2点が挙げられます。

  • 羽田第2ターミナル(T2)国際線の利便性
     出発ロビーの混雑がなく、保安検査場もANA専用のため日常的に空いています。さらに、パソコンや液体類をバッグから出す必要がないスマートレーンが導入されているため、出国手続きにかかる時間は日中の第3ターミナル(T3)と比較して大幅に短縮されます。最上位ステータスによる専用カウンターの有無に関わらず、空港到着から搭乗までのプロセスは非常にスムーズです。
  • 実質的な睡眠時間の短さ
      1時35分発・5時前着という短距離の深夜フライトでは、離陸後の機内食サービス(2時30分)と着陸の約45分前から始まる着陸準備に挟まれるため、実質的に目を閉じていられる時間は最大でも1時間半〜2時間程度となります。「移動時間を有効に使える」という利点がある反面、まとまった機内睡眠の確保は物理的に不可能なスケジュールである、という実態を理解しておく必要があります。

 羽田空港の国際線はターミナル間違いが起きやすい運用となっているため、事前のターミナル確認を徹底した上で、この実質睡眠時間を考慮した旅程・体調管理を組み立てることをおすすめします。

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